フランクフルトから/Grüß aus Frankfurt

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新車登場!フランクフルト市営地下鉄 11月5日追記,修正

2008年10月22日(水)

久しぶりのフランクフルト地下鉄。
?????見た事のない車両がホームに入って来た。
↓大きさはU4型と同じだが雰囲気がフランクフルト市電、S-Wagenに酷似。
Bombardier Transportation製だ。
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これまでずっとDuewag(デュヴァーク)製(Siemens電装)の車両を走らせていた市交通局だが、最近はBombardier Transportation社のS-Wagen↓が導入された。
3車体4台車連接式で、前後車体に1台車ずつ、中間車体に2台車を履いている。
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↓広告塗装車の一つ。
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↓R-Wagen市電の評判が悪かったのが原因だろうか?
いずれにしてもDuewag(デュヴァーク)はSiemensに身売りされた様子なので,落ち目だったのかな?
3車体3台車、左右独立車輪を使用した100%低床車。
直進性が悪く,カーブとその前後の揺れが激しい。
好きなデザイン,寸法の大きめなS-Wagenよりも車内は広々としている。
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ここで地下鉄車両の紹介を。
フランクフルト市営地下鉄は、
路線番号U1, U2, U3, U4, U5, U6, U7の7路線に
形式番号Ptb, U2, U3, U4, U5の5種類を走らせている。
路線番号と形式番号の区別がつきにくい。ここでは路線には『号線』形式には『型』を付けて区別した。現地では路線に『Linie(リニエ)』、形式に『BR=Baureihe(バウ・ライエ)』を付ける事が多い。(Linie U4, BR U3など)
各形式ごとに大体使用路線が決まっている。

●● Ptb-Wagen:U5, U6号線に使用。原型は市電P-Wagen。
P-Wagenは改造によって3種に分かれる。

- P-Wagen:路面区間専用でエレベーター式乗降ステップ装備。(過去形式)
- Pt-Wagen:U5号線開通時、同線には地下区間と路面並走区間があるため、乗降扉の下端を切ってトンネル区間ではステップを固定できるように改造。トンネルの頭文字『t』を付けた。
- Ptb-Wagen:さらにU5号線の中央駅延長に伴い、一部路線を共有するU4号線車両(U4型)の建築・車両限界にあわせるために乗降ステップを張り出させて全幅拡張、『breit(幅広)』の頭文字『b』を付けた。

Duewag製、3車体4台車連接式。3単位重連まで行われる。
従来型の菱形とシングルアーム・パンタグラフの2種類使われている。
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↓右側がオリジナル塗装車,左は新塗装。
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↓路面区間のための乗降ステップはみ出し警告板。
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●● ↓U1型:1単位が2車体3台車で、2単位のみ製造された試作型。
赤1色と赤・白の塗り分けが試験され,赤・白に決定された。
↓赤1色
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↓赤・白塗り分け
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以上2画像は下記の本からスキャン
Verlag Eisenbahn刊、Horst Michelke, Claude Jeanmarire共著
Hundert Jahre
Frankfurter Strassenbahnen
1872 - 1899 - 1972
(フランクフルト市電の100年)

●● U2型:U1型をもとにした量産型。
U1, U2, U3, U7号線に使用。2車体3台車で4単位まで連結。
オリジナル塗装はU1型同様、肩から窓下までと裾周りが赤、窓下が白。
私がフランクフルトに来た1980年には、当時の新塗装、オレンジ、クリーム、灰色の3色だった。
北アメリカ大陸の1都市に同形式が導入されたとの記事がModelr Railroader Magazineに掲載されたが、どの都市か調査中。(バックナンバーをひっくり返してます - 見つかんないよ〜〜)

その後地下鉄ホームかさ上げ工事にあわせてドア下端を切り捨て、ステップ高さを上げた。
↓オリジナルのステップ高さ。ドアの天地寸法が大きい。
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最近の標準色はトルコ石色。
↓左から
U2型、旧『新』塗装、ステップかさ上げ
U4型、オリジナル塗装
U2型、新塗装、ステップかさ上げ
2008年8月24日、Oberurselにて撮影。
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ちなみにこのホームかさ上げ工事、地下駅の部分はホームを上げずに路盤を掘り下げ線路面を低くすることで対処された。

●● ↓U3型:U4, U7号線に使用、2車体3台車で4単位まで連結。
オリジナルはオレンジ、クリーム、灰色の3色塗装だが、これは新塗装。
交通局のHPから拝借。
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●● ↓U4型:U1, U2, U3号線に使用、2車体3台車で4単位まで連結。
このトルコ石色がオリジナル塗装。
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↓車いす用の跳ね上げシート
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↓サイクリング中に見かけた横倒しのU4型。(2008年8月22日)
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↑左端は保存中のO型

フランクフルト市電、A, Bと始まって,形式はアルファベットで表される。
現在以下の車両がVGF交通博物館に保存され,公認の市電歴史協会で運営されている。
K-Wagen: Ebbelwoi Express (エッベルヴォイ・エクスプレス=リンゴ酒急行、イベント用)
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L-Wagen:
M-Wagen:
N-Wagen:
O-Wagen: 初の両運転台(両方向)車両
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Pt-Wagen: 2007年に一般運用から外されたが予備として残してあるはず。未確認。

●● ↓U5型:U1, U2, U3号線に使用、、2車体3台車で4単位まで連結。空調。
U5-25, U5-50の2種が導入計画され、現在2単位のU5-25、602,603が運用中。
2車体1単位として計146単位が2015年までに導入予定。
内92単位は片運転台で4車体6台車46単位のU5-50となる。
Wikipedia.deの記事によると
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-25との違いは単にB車体側に第2運転台が無く,代わりに貫通部がもうけられている事。
短縮連結され全長で67cm短くなる。
短縮連結器は全自動だが前後の自動連結器とは機械的にのみ連結可能。(電気、空気回路機能が無い)
2車体単独で構内運転は可能だが,営業では4車体としてのみ運転される。
片方を非使用にするため、貫通路は引き戸で閉鎖する事が出来る。
形式図参照。
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背の高い人が多いので天井に手すりが・・・・・(手が届かん!)
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by ichironoda | 2008-11-05 20:26 | 鉄道-鉄道模型/Eisenbahn
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フランクフルト市立オペラ首席コントラバス奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ/ヴィオローネ奏者、野田一郎が、お知らせ、独り言、ドイツ・フランクフルト事情を発信します。


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