フランクフルトから/Grüß aus Frankfurt

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2008年6月3日(火)

また靴を見に行った。
いまだ病欠中で、医者からの帰りに靴屋に寄ったのだ。


椎間板ヘルニアと座骨神経痛で動けなくなって2週間後、気になっていた店に行ったのがはじまりだった。
それまで、南ドイツで作られているBという靴(日本にも進出)を人に勧められて履いていたのだが、最初からどこか違うという気がしていた。
足が締めつけられず自由で軽いというのがうたい文句のこの靴、頼りなく、しわ寄せが股関節に来る感じだった。デザインもやぼったいし痛みも激しかった。





その店主の名前はR.M.、私のオーケストラの同僚にクラリネットのレッスンを受けている。
オペラ近くの回転寿司にもよく現れるので、以前からよく知っている人物だ。
同僚たちは彼の靴をべた褒めしているが、知り合いだからか、本当に良いものなのか・・・・・・?
R.M.に薦められるまま試すと、

「!!!!!!!」 驚いた。

このイギリス製の手作り靴は、足をしっかりサポートしてくれる上、足先には圧迫感がまるでない。
立つ姿が、これまで舞台での姿勢で理想と考えてきたのと同じ、
下半身は中心に締め、上半身は薬指と小指に神経を通して広げるというものだ。
歩くと体が流れるように進む。視野が広くなり背が伸びたような錯覚さえ起こす。
体がしゃんとしているから、実際に目の位置が上がっているだろう。
靴が非常に大事だということは知っていたが、具体的に理解した。
その第1回目は、とりあえずベルトとネクタイを買って帰った。
右足は完璧だったが、左足は麻痺でまだよくわからない。
感覚がある程度戻ったらまた来いという。
今注文してできるのが9月になるそうだ。

第2回目の訪問。
前回の靴をまた履く。やはり良い!
R.M.は別の靴を出してきた。オーストリー製だ。製作者はバロック音楽のペリオド奏法の先駆者、アノンクールの付合い範囲の人物だという。

「!!!!!!!!!!!!!!」

もっとすごい。もはや靴を履いている感じは無い。足と靴が一体になってどこにでも歩いていける。しっかりとサポートはしているのに締めつけず自由だ。
人生観が変わる靴だ。
第1回目のイギリス製ですら自分には高いが、このオーストリー製はもっと高い。
仕上がりはイギリス製より早いという。前払いなら安くするというのでこれに決めた。
日本円で11万円ほど、オーダー・メイドだからそんなに高くない。

Mark Schuhwerk GmbH
Große Bockenheimer Str. 7
60313 Frankfurt

Tel:(069) 29729392
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by ichironoda | 2008-06-04 17:21 | フランクフルト/Frankfurt
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フランクフルト市立オペラ首席コントラバス奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ/ヴィオローネ奏者、野田一郎が、お知らせ、独り言、ドイツ・フランクフルト事情を発信します。


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