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フランクフルトから/Grüß aus Frankfurt

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Brevet 600km 完敗記 3, CP 2 - CP 3 - 260km地点の挫折

2009年6月13日(土), 14日(日)・・・・・・・・・・・27日(土)記。

ケルン、ヴェーザーベルクランド共同主催の Brevet 600km。
ケルン側からの600km、完敗記 3。

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写真集:2009-06-13, Brevet 600km
ユーザー:brevet600km
パスワード:bruehl
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GPSログは無し。
Garmin Colorado 300に主催者から送られたデータを入力したところ、立ち上がらなくなってしまった。
結局600kmブルベはGPSなしで走った。
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● CP 2, 143.5km, 10:14 - 15:36, Neheim、記録:15:27
● CP 3, 168.9km, 10:58 - 17:16, Soest, 高速道路のレストハウス。記録:17:07
● 260km地点, 00:30、挫折・・・・・・・



ネーハイムのシェルスタンドを飛び出した。
スタンドでの補給、トイレに結構時間がかかる。
CP 3まで25.4km。平均時速20km/hとして計算上は1時間15分だけど・・・・・坂道は?

メーンゼー(メーン湖)/ グリュンネ方面に曲がったところで工事中迂回にぶつかった。
さて,どうしよう?
適当に見当をつけて走っていたら森の山道になった。Google Mapsで学習したときの記憶と違う。
途中まで戻って,また見当で走る。で,結局迷った。
さいわい通行人がいて、州道L745号線、メーナー通り(メーネ川に沿い、メーネ人造湖に通じる道なのでこの名称)への出方を教えてもらう。ふーー。

若干上下するけれどほぼ平坦だ。
この付近は『アルンスベルクの森自然公園』に指定されている。
ニーダーエンセの端をかすめてK4号線に変わり、ギュンネに向かう。
● メーネゼー(メーネ湖)/ ギュンネ、154.5km

人造湖のほとりの道をひた走る,サイクルロードが並行していてこちらを使う。
● メーネゼー(メーネ湖)/ デレッケ、157.4km
右に見える湖が奇麗だけれど観光地化が激しい。
● ケルベッケ、160.2km
ここで湖を離れる。当然登りになる。それも結構長い。
L670号線だ。
登りで時計を見ると心配になってくる。どれくらい登りが続くかで到着時間が大幅に違うのだ。
● ベルリングセン、163.7km
この辺から平坦だ。多分間に合うと思う。
● レンドリングセン、166.2km
● ミュリングセン、168.1km

高速道路が見えて,車の音が聞こえる。
● ゾースト、168.9km、高速道路A4号線/欧州道E331号線、ゾースト・パーキングエリア
指定車以外通行禁止の道を使って高速エリアに入った。
本来高速は自転車通行禁止だけど、スタンドとレストハウスの敷地内は目を瞑ってくれるだろう。
スタンプとサインをどこでもらうか分からない。
レストランを通り抜けてスタンドでスタンプを押してもらった。17:07だ。
CP 2と同じく9分の貯金、先が思いやられる。

CP 4のタイムリミットは明日午前02:04。
高速道路のサービスエリアだから味は期待できないけれど、レストランできちんと食べることにした。
担当のウエイトレス、年配女性はとても親切だった。

食後レストランのベンチ式座席で横になった。(ガラガラだから良いでしょう)
すぐに寝入ってしまう。目覚ましをセットする余裕などまるで無し。

30分ほど経ったろうか?自然に目を覚ました。

18時過ぎにレストランを出る。
ここからはオーダックス・ヴェーザーベルクラントの管轄だ。
キューシートの外観も違う。

郡道K77号線を使って高速をくぐり,ゾーストの町に入る。
美しい放射線状の古い町だ。
自転車、音楽仲間のS氏もブログ『Weingau・・・ぶどうの里』で紹介していた。

先が長いので,内側環状線を使って町の反対側に出る。
ここでコースミス、町を出る放射線を間違えて500m行き過ぎたのだ。キューシートの記述が分かりづらい。

ゾースト駅の横まで来てしまってから気がついたのだ。
駅にはモダンなローカル通勤列車が留まっていた。eurobahnの電車ET 5 12だ。↓
Brevet 600km 完敗記 3, CP 2 - CP 3 - 260km地点の挫折_a0056401_5114715.jpg

へルウェーク(Hellweg)鉄道ドルトムント - ソーズト間をオイロバーンが運行している。
オイロバーンはフランス国鉄と大手運送会社のRhenus(レーヌス)が共同出資した会社だ。

1km余計に走った。

正規のルートに戻る。L746だ。
平坦で走りやすい。がんがん走る。といっても巡航25-30km/hだ。下り基調なのかな?

Google Mapsで後日発見したもの。↓
Brevet 600km 完敗記 3, CP 2 - CP 3 - 260km地点の挫折_a0056401_5221496.jpg

走行中は気がつかなかった。

● 181.2km, ヴェスラルン
● オースティングハウゼン、畑の中の立派な農道だ。
● 184.6km、ローエ.
ベニングハウゼンの手前でL636にちょっとだけ走って、
● 189.5km, ベニングハウゼンでL848、L822でカッペル方向だ。
● 195.3km, カッペル,K15をヴァルト・リースボルンへ左折。
ヴァルト・リースボルンを左に見て通過。

● 200.5km, リッパーブルッフ。
新しいサイクルコンピュータを付けてもらったのが、51km地点だった。
走行中、いつも+51kmのたし算をしながら走っていた。
切りの良いこの地点でリセット、0kmにした。
ここららは+200kmで、計算が楽になる。

K34に左折、更にL782に左折してリートベルクに向かう。
● 207.6km, マーストホルテ通過。

8時ころだったか、眠くなってきた。
まだ日が高く暖かい、風は新鮮だ。
サイクルロード脇の芝生に仰向けになって空を見上げる・・・・・・zzzzz。
20分ほど寝たようだ。

● 213.4km, リートベルクに入った。
10分ほど休む。
カトリック教会付随の集会所で、トルコ人らしき家族が結婚パーティをしていた。
イスラム教の人たちでは?・・・・・キリスト教系トルコ人かも。

とてもきれいに整備された小さな町だ。
帰路、写真を撮ったので、次の投稿でアップします。

そのままL782を北上するところでミスコースだ。
リートベルクの中心を通りすぎたところに小さなクランク状のカーブがあって、東にL836を1km程進んでしまった。
往復2km余計で、計算がややこしくなる。
L782に戻る。

ノイエンキルヒェンでL867に左折、さらにK41に右折、フェールに向かう。
ちなみにVerl, Werlと似た名前の町がこの付近にある。
ドイツ語では『V』は『フ』と澄んでいて、『W』は『ヴ』と濁るので注意が必要だ。
帰路、住人に道を聞いたら、「Verl, それともWerl?」と念をおされた。

K41はフェールの手前でK42に名前が変わる。

● 225.0km, フェール。
L757,、L787、L790をシュロス・ホルテへ。
途中、
● フォスハンス
● ゼンデ
と小さな集落を通り抜ける。
大分気温が下がってきた。

● 233.7km, シュロス・ホルテで左折、L751に入る。

● 235.9km, 高速A33号線を跨いで直進する。
夕暮れだ。キューシートが読みにくくなってきた。

自転車を止めてキューシートを差替えするので時間がもったいない。
それで今回は縮小コピーにしたのだが、小さすぎた。!
暗くなってきているし振動で焦点が定まらない。
ヘルメットライトをキューシートに当てると、今度は路面が見えない。危険だ。

で、ついに大きなコースミス!
高速を跨いで更に2.2km行くべきところを0.2kmで右折、L786に入ってしまった。
2.5km先で、エルリングハウゼン左折、という道標だ。
どうもおかしいと、コースミスを疑った。
本当は一旦高速まで戻って、よく考えれば良かったのだが、それは後の話。
高速の後曲がらずに、2.2km先を右折すれば次の大きな町、エルリングハウゼンに到着するはずだったのだ。

完全に日は落ちた。22時30分位だったか、同じ道を行ったり来たりしているうちにやっと通行人を見つけて質問した。
その通り走っていくと、L751/L571に戻った。
不安でまた道を聞く。エルリングハウゼンはこのまま直進で良いそうだ。

といってもそれがコースだとわかったのは後の事だ。走行中は、コースに戻った事を知らなかった。
3km程余計に走った事になる。
距離は長くなったけれど、本来のコース2.2km分は走っていない。厳密にいえば失格、又はペナルティだ。

やはりまた不安になってピッツェリアで道を聞く。
このまままっすぐ行けという。

土地の人に道を尋ねても、もっと走りやすい道とか近道を教えてくれたりする。
キューシートのコースをすぐにわかってもらうのは難しいのだ。
そのため不安がかさみ、ミスコースをしたと判断してしまった。
実際はコース上にいて、そのまま素直にキューシートに当てはめて考えるべきだった(後でわかった事)。
実はギブアップ後、帰路でもこの町で迷った。鬼門だ。

指定のコースはエルリングハウゼンを突き抜けてL967に入り、B66に出て行くというもの。

結局エルリングハウゼンの端をかすめて、L571/L751経由でB66に入った事になる。
距離的には1KM程余計に走った。
これまでのミスコースの計算が狂って、距離計算ができなくなってしまった。

気を取りなして、真っ暗な中をB66に沿って進む。不安だ。

B66をラーゲ方向に直進。
これでコースに戻ったのは確かになった。夜中の24時頃だった気がする。
問題は次のL967、バート・ザルツウルフェン/ポッテンハウゼン方向への交差点だ。
● ヘルププで左折する。幸いにしてすぐにわかった。
● オースターハイデ、
● ポッテンハウザーハイデ、
● ポッテンハウゼン、
● ザントの手前をヴァッデンハウゼン方向L968に右折する。
空腹だ。フロントバックから手当たり次第口に入れる。

● B239を横切ってヴァッデンハウゼンに入リ、ハーゲンに直進する。

走行距離は60km位。
200km地点で0に戻したのでコースミスを5kmとしてスタートから255kmというところか。

● 255km(キューシートでの距離)、ハーゲンをリーメ方向に向う。L968だ。

● 259.0km リーメ

24時を回っている。また飲んで騒いでいる若者の声が聞こえる。
なんといっても土曜日の夜だ。

リーメでバート・ザルツウルフェン方向に左折とあるが、工事中だ。
構わずに入っていくが、1km程砂利道を走ってコースミスに気付く。
多分交差点を1つか2つ早く曲がったのだ。

左折した交差点に戻るが、どれ左折点か計算ができない。
やる気がないのだ。
ハンガーノックだった。
何とか方向を決めて走り出すが、もうキューシートとの整合性はまるでない。

12:30、ついに立ち止まった。
悪寒がする。
持っているものを全て着込んだら悪寒は止まった。
また手当たり次第に口に詰め込む。

次のコントロールまで、多分45kmだ。閉鎖まで1時間半、絶対に間に合わない。
これでDNFは確定してしまった。
by ichironoda | 2009-06-28 07:47 | 自転車/Fahrrad
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フランクフルト市立オペラ首席コントラバス奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ/ヴィオローネ奏者、野田一郎が、お知らせ、独り言、ドイツ・フランクフルト事情を発信します。


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