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フランクフルトから/Grüß aus Frankfurt

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ブルベ200km 完走記 6、CP 3 - CP 4

2009年4月18日 (土)・・・・・24日投稿。27日追記。9月22日CP4到着時刻修正

17:
CP 3、ヴァンツレーベンのガソリンスタンドを出発する。
スタートから北に進み、4で東へ、さらに12-13で南東に向かって来た。
ちょうど半分の地点で南西に進路を変える。
次のCP 4までは約60kmとながい。
トイレ、飲み物の補給がちょっと心配だ。
この辺はフランクフルトと違って土曜日午後は店が全部閉まっているしレストランも開いていない。





周りは広々とした牧草地帯と菜の花畑だ。

18 - 19:
106km, 14:35
コースを学習している時に気になった地名があった。
なんとStadt Frankfurtという。『フランクフルト市』という名のごく小さな集落だ。↓
ブルベ200km 完走記 6、CP 3 - CP 4_a0056401_951560.jpg

家が12,3軒建っているだけだ。
ドイツにはフランクフルト・アム・マイン(マイン川沿い)とフランクフルト・アン・デァ・オーダー(オーダー川沿い、ポーランドとの国境の町)があるのは知っていた。
更にアメリカ合衆国にもあるらしいが、こちらの方はドイツ系移民が故郷を懐かしんでつけたのだろう。

いつの間にか右脚付け根の痛みは無くなった。
その代わりに左膝が痛くなって来ている。
相互に関連していると思う、帰ったら石川先生に聞いてみよう。

19:
111km地点、14:50
フロッツ・ホーヘこと国道B246から左折、群道K1266をちょこっと走り、州道L66に入る。
B246の交差点には旧東独の信号機が立っていた。
実に可愛い。↓
ブルベ200km 完走記 6、CP 3 - CP 4_a0056401_17354335.jpg

ブルベ200km 完走記 6、CP 3 - CP 4_a0056401_17371829.jpg

西側の一部にも使われることがある。
オスタルジーの勝利。(『オスト=東』と『ノスタルジー』を掛け合わせた造語)

次の町ハドマースレーベンに入るところでミスコース。
左折してバイパスに入るところを350m行き過ぎた。3分の無駄。気にしない、気にしない!
どっちを通っても同じところに出るし、距離もちがわないんだけど・・・・。

19 - 20:
116km地点、15:05
ハドマースレーベンで進路は西に変わる。
市内に入ってまた工事中通行止めだ。
いかにも旧東独人っぽい家族に聞くと、自転車なら通れるそうだ。
狭い歩道に砂がどっさり、それも工事の穴に向かって傾斜している。滑って怖い!
でも無事通り抜けた。

121km地点、15:25
左21時の方向に木のプードル犬がキリリと何かを見ている。↓
ブルベ200km 完走記 6、CP 3 - CP 4_a0056401_931622.jpg


126km地点、15:45
シュヴァーネベック、また廃線跡だ。方向からすると最初に見た廃線の延長かも?
警戒標識の『アンドレアス・クロイツ』が旧東独仕様。↓
ブルベ200km 完走記 6、CP 3 - CP 4_a0056401_1614874.jpg

線路の先は薮の中↓
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21:
127km地点、15:55
左膝が痛くなってスピードに乗れない。
時速12km/hか?・・・・・

21 - 22:
シュヴァーネベックで、B245号線に左折、南に向かう。
ちょっと登りだ、こりゃ。
疲れて写真は無し・・・・

グローッセ・クヴェンシュタット、静かな住宅地の周りを回って更に南下、町を過ぎたところに湖があり、盛んに石を採っている。土木工事用のようだ。

道はだらだらと上っている。坂に見えないだけにきつい!
国道81号線に出た。幅の広い道で、各所に旧東独の雰囲気が残っている。

22:
ハルバーシュタットの大聖堂が見えて来た。久しぶりの大きな町だ。
交通量が多いので歩道に併設された自転車道を走る。
敷石だし、交差点毎に段差があるので自転車が分解しそう。
ちょっと下り坂になったので良い気になって飛ばしていたら、ついに何かが飛んで行った。
ハルバーシュタットの入り口で調べたら、出発前にはめ込んだサイクルコンピュータのボタンが無くなっていた。鍼を穴に差し込まないとモード切り替えができん。

22 - 23:
町の入り口には大きな給水塔が建っている保存されているようだ。↓
ブルベ200km 完走記 6、CP 3 - CP 4_a0056401_7392961.jpg

鉄道施設は朽ちかけた部分と最新式の部分の差が大きい。
旧東独国鉄DR時代と、今の民営化DBとの差だ。↓
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駅の横には鉄道車両製造会社が並んでいて、↓
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最新式の近郊ディーゼルカーが居た。↓
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2台車4軸、3台車6軸連接の2種類が共通設計のようだ。

旧西独国鉄DBの食堂車が留置されていて、あせた塗装が寂しい。
廃車、保存、あるいは更新予定か???↓
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町はあまり整備が良くなく活気も弱い感じがする。失業率、高いんだろうなぁ・・・

大聖堂は高さの違う塔2本が回廊で結ばれている。↓
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別の教会ではアメリカの作曲家ジョン・ケージが(ピアノ曲『4分33秒』の作曲者、ピアニストが此の時間なにも弾かないで座っているという曲)、639年かかるというオルガン曲が開始されたそうだ。

ヨーロッパによくある、昔の石畳にアスファルトを上塗りした舗装道路だが、痛みきって石があちこち見えている。走りにくいったらない。

23 - 25:
相変わらずだらだらと登りが続く。山の裾なので仕方がない。
それよりこの南にお化けが出るというブロッケンの山なみ、蒸気機関車が走る軽便鉄道がある。
いつか観光できてみよう。

CP間が長いので、ついに関係ないガソリンスタンドで休憩を取った。
飲み物補給とトイレだ。1人で黙々と走って来たので人が懐かしい。
スタンドの女主人と話し込んでしまった。

元気が戻って走る。

今回のブルベの最高地点ももう近い
GPSによると最低66m、最高237mと出た。あまり信用できないけれど、目安ということで。

やっとCP4に着いた。ヴェルニゲローデだ。18:15。9時間経過している。

スタンドの隣にマクドナルドがあったので誘惑に負けそうになった。
でも、あと50kmある。このまま素直に行けば明るさが残るうちに完走できそう。
結局すぐ出発した。



完走後、ブルベカードを確認したらなんと16時15分と書いてあった。
自分の場合、24時間式と12時間式で混乱することがあるけど、ドイツ人でも同じ間違えをするのか、と思った。*注)

注1:これも正しくない。後で計算すると17:55分だったはず。????
注2:やはり24時間式と12時間式での混乱だったようだ。18:15が正解。
by ichironoda | 2009-04-24 09:53 | 自転車/Fahrrad
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フランクフルト市立オペラ首席コントラバス奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ/ヴィオローネ奏者、野田一郎が、お知らせ、独り言、ドイツ・フランクフルト事情を発信します。


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