フランクフルトから/Grüß aus Frankfurt

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ブルベに向けて走ろう! 017、ライン下り - 4

2009年3月17日(火), 2009年3月18日(水)

1泊サイクリングをしてきました。
ライン川走行の一部です。
1日の走行距離が200kmを越えられるか?、もテーマです。



合計走行距離:350.20km

3月17日(火)
走行距離:123.60
走行時間(出発から到着まで)
実走行時間(信号待ち、休憩等を差引): 6時間 2分
アヴェレージ:20.49km/h
区間:フランクフルト、マインツ、ライン川右サイド(北を上にして)、ヴォルムス

3月18日(水)
走行距離:227.60km
走行時間(出発から到着まで)17時間
実走行時間(信号待ち、休憩等を差引):11 時間 41 分
アヴェレージ:19.45km/h
区間:ヴォルムス、ライン川右サイド、シュパイヤーでライン川左サイドへ、シュパイヤー、ヴォルムス、マインツ、フランクフルト

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3月17日(火)
昼頃出発しました。恒例のグズグズです。(笑)
フランクフルトを出てマインの右側をマインツに向かいます。
走りながらライン川のどちら川を走ろうか考えます。
両サイドにサイクリング・ロードがあり、それぞれで上り下りを走れるので迷うところですね。
当地ではレヒツライニッシェ(ライン川右側、rechtsrheinische)、リンクスライニッシェ(ライン川左側、linksrheinische)と呼びます。

右側を上って、左側を下る事にしました。(水流に対して)

マインツの手前まではいつものコースですが、マイン・ライン両川の合流点より手前で南下する橋があるので、
早めにマイン川沿いに出ました。
この橋からマイン川・ライン川の合流点が見えます。手前がマイン川、お国横に流れるのがラインです。↓
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マイン川を渡ってすぐの町がはグスタフブルク。
自転車を漕いでいると何となく見覚えのある風景です。
以前、ここのライヴ・スティーム(本当に蒸気で走る模型)運転場を訪問したことがありました。
オフ・シーズンなので人気もなく線路に枯れ葉が乗っています。↓
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ギンスハイムではトイレ休憩です。
自転車に乗っていて困るのはトイレですね。
小さな船着き場に小奇麗なホテルがあって、親切にかしてもらえました。

堤防の横にサイクリング・ロードがありますが、堤防の上を連続して走ると見晴らしが素晴らしい!

次の休憩はオッペンハイム/ニァシュタインのフェリー乗り場です。↓
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珍しいオートバイクがたむろしています。
まずは反戦原付、第2次世界大戦の残骸、戦車砲の薬莢、墜落した戦闘機の部品等で自作したものです。↓
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クラシックなDKW、 RT125でしょうか?↓
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美しいサイドカー。イギリス製のディーゼルです↓
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また堤防上を南下します。牧草地帯や林を抜けながらサイクルコンピュータは巡航25km/h出ています。

ライン川は大事な運送路で結構大きな船が行き来しています。
空船と積船では吃水がまるで違いますね。↓↓
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宿り木・・・・・・・・↓
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エァフェルデンはアルトライン(旧ライン川の蛇行部分)沿いの町です。
新旧ライン川に挟まれた湿地の林の中のキャフェ・レストランで再びお茶とトイレ休憩しました。
陽が低くなってきました。↓
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ここでヘルメットにヘッドライトを取り付けます。

途中サイクル道が工事中で道に迷いましたが、悪路を通りながらなんとか復帰しました。
ロードバイクだったらしんどそうですね。

暗い中を漕ぎます。19時を回っているのでそろそろ今夜の宿を見つけないといけません。

と、だんだん明るくなってきました。明るい中に発電所の冷却塔が建っています。
ビブリスの原子力発電所でした。周りには数キロ離れて7つの集落があります。
何回も事故を起こした古い原子炉、気持ちが悪いなぁ・・・・・
そのすぐ脇をサイクル道が走っています。
ここから原発を攻撃したらひとたまりもありませんね。良い子の私ははそんなことしませんが。

ライン川は地政的に重要な役割を持っています。
物資の運搬、人的交通、要塞、灌漑、工業用水などです。
河畔の町には大聖堂が多く、ケルン、マインツ、ヴォルムス、シュパイヤー、ストラスブールなどが有名です。

多分21時過ぎにはヴォルムスまで行けるはず、この時間ならまだホテルはあるでしょう。
町の中心部をぐるぐる回って小さなホテルの入り口に停まりました。
いい感じですが呼び鈴を押しても返事がありません。
と、後ろから立派な青年実業家タイプがやってきました。
彼が呼び鈴を鳴らすとすぐに返事がありました。常連客のようで、宿の主人と名前を呼び合っています。
「もう1人新しい宿泊客がいるんだけど」と私を見るので一緒に入って行きます。
満室だったのが1室キャンセルされたので泊まれるそうです。
今晩はどのホテルもいっぱいだったそうで、幸運でした。

シャワーは後回しにして、近くのイタリアレストランで、まずはビール、そのあと白ワインで子牛肉のマグロソースかけ(ヴィッテロ・トナート)、スパゲッティ・ボロネーズという単純な食事でした。
味は中の下くらいかな。
知らないレストランに入るのはまるで賭けですね。

フランクフルトに住み始めて間もない頃(28年前)ドイツ国鉄に乗ってここまで来るに3時間かかりました。
その後車を買ってきてみたら1時間もかからない場所でした。
今回は自転車で寄り道しながら9時間です。



3月18日(水)
走行距離:227.60km
走行時間(出発から到着まで)17時間
実走行時間(信号待ち、休憩等を差引):11 時間 41 分
アヴェレージ:19.45km/h
区間:ヴォルムス、ライン川右サイド、シュパイヤーでライン川左サイドへ、シュパイヤー、ヴォルムス、マインツ、フランクフルト

ホテル・アム・ドーム『Hotel am Dom』の窓から光がさして真っ青な空が見えました。
名前のとおり、すぐ目の前は大聖堂(ドーム)です。↓
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近くにドーム・ホテルというのがありますが、別物です。

安くて感じの良い、清潔なホテルでした。
朝食は質素ながら立派、丁寧に切った新鮮なパン、日付と生産者のスタンプが押された卵。
老夫婦がもう40年も経営していて、常連客が多いそうです。
昨晩同時に入った男性もその1人で、既に15年間利用しているという事でした。
話好きな女主人と椎間板ヘルニアの話で盛り上がりましたが、早く出発しないと200km走れません。

今日は200km達成が目標です。
昨日123kmだったので、このまま50km南下してからライン川の反対側を北上すれば200kmを越える計算です。
ライン右岸より左岸の方が直線的です。

9:15発車、ライン川の橋を渡って再び昨日走った右岸に戻ります。
橋には立派な門が立っています。↓
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運搬船も波を切って進んでいます。↓
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橋の上から振り向くとヴォルムスの大聖堂が見えました。↓
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ヴォルムスからマンハイムまでは30km弱、南下します。
マンハイム手前で中州を通って行くともっと短いのですが、中州へのフェリーが運航中止、遠回りしました。
ここで変な線路を発見、もう走っていないのは一目瞭然です。↓
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有名なハイデルベルクから流れてくるネッカー川はマンハイムで合流します。
左から来るのがネッカー川です。↓
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そしてこの付近は工場、産業地域です。↓
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BASFの名前も見えますね。↓
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いよいよモーツァルトもパリ旅行の時に滞在したマンハイムです。
クラシック音楽のマンハイム楽派というのはここで活動した音楽家たちです。
宮殿を見るだけにしぼって町を突っ切りました。
現在宮殿では展示の他、マンハイム大学キャンパスとして使われいて、学生たちが暖かい陽の中でたむろしていました。↓
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キャンパスを突っ切って、川沿いの公園をひたすら南に向かって走ります。風が気持ち良い!

昼過ぎ、ブリュールという町までやってきました。
そろそろエネルギー補給をと思っていると、工場地帯の真ん中のガソリンスタンド横に感じのいいホテル・レストランが建っています。
安くて美味そうなので入ります。『うへ!』タバコのにおいがします。珍しいですね、最近では。
でも喫煙室を通り過ぎて禁煙室に入ると、各テーブルに1人ずつ高齢者が食事しています。
ドイツ料理の典型、豚のグリルを厚切りにしてソースをかけたのと、なんとチェコの生ビールがありました。
味、サービス満点、値段は安く、お年寄りたちが常連なのもうなずけます。

ヴォルムスから40km走りました。この先シュパイヤーまで行って折り返すとヴォルムスに戻る時点で120kmになります。
ヴォルムスからマインツ経由でフランクフルトまでは110kmほど、230kmかぁ・・・・・

実はここでミスコースをして、サイクリング・ロードでなく車の多い一般道を走ったのですが、
天気がよいので舗装道路ではロードを度々見かけました。いいなぁ。

やっとシュパイヤーの大聖堂が見えてきました。↓↓
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いよいよ折り返し地点ですがこの先まだ160km以上あると思うと、おそろしい!

ライン川を渡って左岸に渡ります。
大きな木の間に見える大聖堂が美しいです。↓
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ここは何回も来ているし先を急がないと帰れるかどうか・・・・

北上します。
休憩ではトイレと水分補給をします。普段はあまり飲まないコーラが美味しい!半リッターなんて一息ですね。

ルートヴィヒスハーフェンが近くなっています。
市電が郊外まで伸びできていて、その脇を北上します。
さっき通ったマンハイムは右岸、ルートヴィヒスハーフェンは左岸で隣町ですが州が違います。
そういえば隣町どうしのマインツとヴィスバーデンも似たようなものです。それぞれ違う州の州都です。

さてルートヴィヒスハーフェンにはBASFという大きな化学会社があります。
ここでなぜか赤い自転車がやけにたくさん走っています。
よく見るとナンバーが着いています。↓
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BASF社員らしき人がその1台に乗ってきました。聞いてみると・・・・・
「BASFの構内は広いがこの自転車で移動できる、社が個人に鍵付きで貸し出し、整備、責任は個人が管理する」という事だそうです。
借り賃、メインテナンス費用について聞き忘れちゃいました。

ルートヴィヒスハーフェンから今朝出発したヴォルムスまでは20kmほどです。

半分ほど行ったところでフロントバックにつけた地図を裏返していると、通り過ぎたロードが戻ってきます。
問題があるなら助けてあげましょうという申し出でした。
お礼を言って地図の裏返しの事を説明したところ、ヴォルムスまで引っ張ってくれる事になりました。
これまで単独走行ばかり楽しんできましたが、列車はまともにしたことがありません。
渡りに船で、22km/h - 27km/hでお願いしました。

巡航は問題ありませんが、ちょっとした上り坂はダンシングでさっさと進みます。
こちらはフルサスで、ダンシングすると力が逃げる上にバウンドを始めちゃって上手く走れません。
それでもどんどんつけました。
いやぁー、速いですね。ヴォルムスまで、あっという間でした。
道を知っているのも平均速度を上げる役に立ちます。

ヴォルムスに着いて別行動になります。
彼は奥さんの元に返り、私はこのまま北上します。
後何となく立ち話が始まりました。メールアドレスをもらいます。
半年前に合唱を始めたという59才のジャーナリストでした。アメリカの大手トラクターメーカーに勤務しているそうです。
ロードのメーカーは見忘れましたがコンポネントはアルテグラでした。

ヴォルムスを通り過ぎた辺りで暗くなってきました。腹ももう減ってます。
ちょうどマクドナルドがあったので入りました。
ヘッドライトを装着します。ついでにナヴィ用の電池も近くのスーパーでゲット。

川沿いのサイクリング・ロードがたまに国道9号線に合流します。
測道や自転車が走れる歩道は、抵抗や段差が多くて速度が落ちるので、車道を走ります。
これが間違いの元でした。
いい気になってしばらく走ってから、来すぎた事に気がついたのです。
真っ暗だし疲れてきているので、大体の方向を見て測道に入ります。ところがいつの間にか未舗装の農道になっちゃいました。(泣)
真っ暗な中に何かが光ります。????
農家の人が犬の散歩をしていて、犬の目が光ったのでした。
これ幸いと道を聞いたら、ライン川沿いにはズ〜〜〜〜ッと戻れとの事。あ〜〜あ。

本当はこのまま国道を走れば良かったのです。速いし快適で、オッペンハイムではサイクル道と合流するのです。
でも、やはりライン川沿いを走らないとなぁ、というわけでした。

やっとライン川沿いのサイクリング・ロードに戻ったのは良いのですが、暗い上に表示がわかりにくくてまたミスコース。下手をするとライン川にドボンするところでしたね。
その上本来の道は一部すごいぬかるみです。またブレーキが減っちゃうなぁ・・・。

やっとオッペンハイムまで来ました。
この先はマインツまで舗装道路ばかりです。
昼間ならラインヘッセン・ワインの産地の気持ちよく通るはずが、真っ暗。
その上交通量が多いので怖いです!本当にここ走って良いのかしらん?という感じです。

そのうちにでました!『この先自転車通行禁止、この先左折して旧道に入れ』。
旧道、勾配はありますが道は良いし車は少ないので快適です。
でも、腹が減ってきました。
現金が少ないのでさがすと、銀行のATMをすぐに発見。よかった。

ボーデンハイムという町でイタリアの屋台が見えました。22:00閉店と書いてあります。
時計を見ると21:50、セーフでした。
だいぶ寒くなってきているし、ちょっとハンガーノック気味です。
イタリア人夫婦がやっています。
「ヴォルムスからシュパイヤーまで南下してからここまで自転車で来た」と言ったら、
「シュパイヤーからでさえ100kmはあるぞ?!」とあきれていました。

マインツまで10km、そこからフランクフルトまでは国道を通れば35kmほどのはずです。なんとかなるべ!

マインツの手前で右岸に出ると短縮できますが、道が見つからない!と言うわけでマインツまで入っちゃいました。
テオドァ・ホイス橋を渡ってまたミスコース、踏切のある道に入っちゃいました。
この踏切、開かずのなんとかなんです。
実際に5列車通過待ちで、15分のロス。わかっていれば戻って回り道した方が速かったんですがねぇ。

フランクフルトまでの間に10%の勾配が控えています。
もう気力だけで上りました。最終の1段は使わなかったので自分をほめてあげました。

ヘキストです。もうどうやっても15km/h以上出ません。駄目だこりゃ。
寒いし、喉は乾くし。
ヘキストでトルコ料理店に入ってアッツ〜〜イ紅茶をたくさん飲みました。
ずいぶん長い休憩をします。あと10km強ですが、走る気がしません。






やっと家にたどり着きました。夜中の2:15、今朝出発したのが9:15ですから17時間走っていた事(休憩込)になります。
でも228km走ったのはうれしかったですね。
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by ichironoda | 2009-03-19 21:17 | 自転車/Fahrrad
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フランクフルト市立オペラ首席コントラバス奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ/ヴィオローネ奏者、野田一郎が、お知らせ、独り言、ドイツ・フランクフルト事情を発信します。


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