フランクフルトから/Grüß aus Frankfurt

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Violone, ヴィオローネ。楽器について

やっと稼働を初めたヴィオローネ。
昨年12月のヘンリー・パーセル作曲『Dido and Aeneas』に続いて、
ヴォルムス市(Worms)、ベネディクト・パウルス教会のニューイヤーコンサートで、
この楽器を演奏した。
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パリの楽器店、Pavis (パヴィ)氏の店でヒョウタン型のコントラバスを買ったのは1982年頃だったと思う。
コブレンツに工房を構える木村玄氏にパリまで同行してもらって買った。
素晴らしい楽器だったが、現行のチェルッティを買うためにF君に引き取ってもらった。
幸い彼はこの楽器の良さを理解して綺麗に使ってくれているので、楽器にとっては幸せだ。

2004年、同じ工房でよく似たヒョウタン型コントラバスを買った。
同じ頃、恩師からチェロ型のコントラバスがやってきて3本になった。
弾かずに所有だけしたのでは楽器が泣く。
楽器をどう使い回すか考えた。

チェロ型のコントラバスは200年ほど前に作られたチェコ製で、イタリア物のような美しさを持っている。木村氏のリストア後、現在は長女が使っている。

第2代のヒョウタンは古いイタリアンで
『Luigi Fabbris 1834』とラベルが張ってある。

奇麗なフラットバックでまるでガンバだ。
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ネックの付け根の幅がやけに広い。
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もしかしたらこれはヴィオローネだったのではないか・・・・・・・
木村氏にヴィオローネとしてリストアしてもらった。

完成してからも、ペグの問題でそのままになっていた。
チェロのような方式のペグではとても回せないという不安があったので、アメリカ製のPeghedsを取り寄せた。
ついでにかみさんのヴァイオリン、ヴィオラ、自分のガンバもすべてこれに取り替えた。
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チューニングは上から
d', a, e, c, G, Dで
上4本がプレーンガット、下の2本は巻線ガット(G=銀線銅線タンデム、D=銀線)を使っている。
メーカー・ブランドはニコラス・ボルドック氏の『カテドラーレ』と『アンティクス』(c)。
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駒、緒止めは木村さんオリジナル。
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緒止めガットは確かボルドック氏の5.5mmだったと・・・・・

フレットは手持ちの1.0mmガットを使ったが、3mでは足らず、ナット寄りの2本は1.3mmにした。
結果的には全部太めの方が良さそうだ。

『演奏法について』
『弓について』
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by ichironoda | 2011-01-02 20:10 | KB, VdG, Violone
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フランクフルト市立オペラ首席コントラバス奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ/ヴィオローネ奏者、野田一郎が、お知らせ、独り言、ドイツ・フランクフルト事情を発信します。


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