フランクフルトから/Grüß aus Frankfurt

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Violone, ヴィオローネ初仕事

2010年11月17日(水)

記念すべき(ことはまったく無いけど)ヴィオローネでの初仕事でした。



フランクフルト・オペラでのリハーサルで、曲目はヘンリー・パーセル作曲『Dido and Aeneas』。
この曲とベラ・バルトーク作曲『青ひげ公の城』の2曲を一晩で演奏します。
新演出初日は12月5日(日)18時00分


11月17日は初リハーサルで、
10:00 - 12:30 弦楽5部のみ (演奏予定者全員出席)
19:00 - 21:30 上記に加えてバロック・オーボエ、バロック・ファゴット、リコーダー、打楽器
なお夜のリハーサルは練習所の照明テストのために、改装の終わったテクニック館の塗装、絵画ホール(以上の名称は私が勝手に付けたものです)で行われました。

木工所、鉄工所、塗装、絵画ホール、舞台装置倉庫、等がある建物は舞台・客席・事務・出演者控え室・リハーサール室の建物につながって建てられています。
内装、機械工具などすべて老朽化していたので、新しく作り直されていました。

指揮はConstantinos Carydis氏、とても興味深い音楽的リハーサルでした。
音程はA=415hz、弦楽器は全員ガット弦とバロック弓を使用します。

コントラバス / ヴィオローネは私と副主席のH-M女。
彼女はコントラバスにピラストロ・オイドクサを張っていました。
指揮者の希望ではコントラバスとヴィオローネの2本を同時に使いたいということでしたが、仕事量の関係でそれは無理。どちらか片方ということになりました。

ヴィオローネにはカテドラーレを張っています。
上からd,a,e,cがプレーンガット、G, Dは銀線巻きガットという構成です。

弓はオランダの弓作者 Bassil de Visser氏のバロックフレンチ。

リハーサルの時は車で行かないので、ペグを調整した直後、ヴィオローネは火曜日の午前中にオペラに車で運んでおきました。
そのため家での練習はガンバを使いました。当然1オクターブ違い、その上7弦なので、ヴィオローネにした場合が不安ですが仕方がありません。

前奏曲でものすごく速いパッセージが出てきました。
もう訳が分かりません。( ・_・;)
コントラバスと同じ大きさと形の楽器を手にすると、楽譜を見た瞬間に指と弓がコントラバスの奏法を始めてしまいます。
ゆっくりなパッセージなら問題はないのですが・・・・
弦の数も調弦もまるで違うので、頭の疲れることこの上なし。
その上7弦ガンバで練習したので、手前から見える弦を1本ずつずらして考えなければいけません。

それでもリハーサルが進む内にだんだん慣れてきました。フゥ!

なんといっても音色が素晴らしく、楽しい楽器です!
音が透明で、その上力もあり、しっかりとアンサンブルを支えます。

あとは練習あるのみ、ですね。
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by ichironoda | 2010-11-18 21:38 | KB, VdG, Violone
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フランクフルト市立オペラ首席コントラバス奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ/ヴィオローネ奏者、野田一郎が、お知らせ、独り言、ドイツ・フランクフルト事情を発信します。


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