フランクフルトから/Grüß aus Frankfurt

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Violone, ヴィオローネ

6年前にパリで買ったコントラバスは状態がひどかった。
古いイタリアの楽器で、ネックの付け根が随分と幅広いのでヴィオローネに改造する計画を立てた。

改造には時間がかかり、更にペグの問題などもあって、今やっと使える状態になった。
まあ自分が怠けていたせいなんだけれど・・・・・・



見た目はものすごく明るく、美しい楽器に仕上がった。
音は見た目以上で素晴らしい!
改造・リストアを担当したのはドイツ・コブレンツ市に工房を構える木村 玄 氏。

木村さんに最初に出会ったのは30年近く前だ。
初めて楽器を買おうとパリまで行くのに一緒について行ってもらった。
今ではとてもそんな時間が無いそうだけれど。
その時買ったのはイタリアンオールド、名無しのヒョウタン型だった。
残念なことに売ってしまったが、このヴィオローネも同じパリの店で買ったヒョウタン型イタリアンオールドだ。表情がとても似ているのでもしかしたら同じ作者かと思わせる。

コントラバス時代 (2004年1月撮影)
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修理・改造直後、フレットとペグは未装着 (2008年5月)
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ペグはPeghedsを使った。
同時にかみさんのヴァイオリン、ヴィオラ、自分のヴィオラ・ダ・ガンバもこれに変えた。
非常に使いやすい。

弦はいつもコントラバスで使っているカテドラーレを張った。
ゲージが分からなかったのでカテドラーレのバルドック氏に事情を説明してセットしてもらった。
近くに住んでいるのでこういう場合都合がよい。品質と音質ももちろんよく知っている。

今年の12月5日、フランクフルト市立オペラで新演出がある。
DIDO AND AENEAS / HERZOG BLAUBARTS BURG
つまりヘンリー・パーセルとベラ・バルトークのオペラを組み合わせて一晩の出し物にするのだ。

Didoは415Hz, 青ひげ公は442Hzなのでコントラバスが2本必要になる。
どうせなのでこの際ヴィオローネで弾くことにした。

そこで、フレットを付けた。(写真は後ほど)

更に調子の悪かったPeghedsを調整して見事に動くようになった。
構造をしっかりと把握してなかったので、巻き取り方法が良くなかったのだ。
メーカーから送られてきたペグには一切説明書がなく、取り付けや巻き取り、すべて手探りでやったのが原因。

問題はまだ弾きこなせていないこと。でもまあ何とかなるでしょう。

(画像追加予定)
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by ichironoda | 2010-11-16 17:22 | KB, VdG, Violone
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フランクフルト市立オペラ首席コントラバス奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ/ヴィオローネ奏者、野田一郎が、お知らせ、独り言、ドイツ・フランクフルト事情を発信します。


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