フランクフルトから/Grüß aus Frankfurt

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2010 ARAザクセン、ブルベ200km,雨中完走記

2010年9月25日(土)・・・・・10月1日(金)完結

今年最後のブルベは、ARAザクセンの200km。
フランクフルト銀輪倶楽部メンバーのとずっと一緒に走って完走した。

初めの3分の1,約75km地点までは曇。
そのあとはたまに降ったり止んだりだったが、だんだん雨脚が強くなって,ゴールまで濡れて走った。
時間は11時間46分。

GPSデータ:
1,主催者から送られてきたコース(いくつか間違いがある)
2,実際の走行データ:↓牛さんをクリック
GPSies - Brevet 200km, ARA Sachsen am 25.09.2010

写真集
ログイン:brevet200sa20100925
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からメールで、ようやくキューシートが来たとの連絡。でもGPSデータだけ。それもこちらには来ない。

24日、私の車の方が2台自転車を積みやすそうなので私の車で行くことになった。16:30、weingauさん宅到着。フランクフルトから
アルテンバッハ村 (Altenbach)まで400km強走る。初めは渋滞したが、その後は順調。

アルテンバッハ (Altenbach)ライプツィッヒ (Leipzig) の東20km程に位置する。
スタート・ゴールのベンネヴィッツ (Bennewitz)の一地区だ。

weingauさんはブルベデビュー。
遠隔地なので余裕を見て前後計2泊、安いペンション"Reiterhof & Pension Kunze Altenbach"を予約した。
24ユーロ/シングル1室,朝食付,という安さだ。
乗馬ペンションで、屋内の乗馬場を見ながら食事ができる。

スタートが3km先で 08:30時 なので 07時に朝食、08時過ぎにこぎ出す。
予報は雨、濡れた体で車には乗りにくいというの意見を取り入れて,スタートまで自走にした。

08:30 オラフの号令でスタート、でもweingauさんの準備ができてない。
GPSの操作にも時間がかかって、15分ほど遅れて2人で出発した。レースじゃないし,時間はたっぷりあるからのんびり行く。

ベンネヴィッツ (Bennewitz)ムルデ川(Mulde)沿いの静かな村だ。

ムルデ川(Mulde)を越えるとヴルツェン (Wurzen)。
東ドイツ内でビスケットと言えばここのヴルツェナー製品が有名だったらしい。
この製粉会社、遠くから見ると歴史的建築に見える。(まあ東ドイツも『歴史』になったから良いんだけど)↓
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北東に走る。
コースは蝶ネクタイのような形(又は8の字)だ。
17km地点にある8の字の交差点はシェーナ (Schöna)という小さな町。あっという間に町に入ったので写真を取り損ねたので町の出口で。↓
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隣町(コースではないけれど)にアルベルト・ロルツィング作曲のオペラの題名
『Wildschütz』と同じ町が見えた。↓
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28km, ヴィルダーハイン (Wilderhain)
トロッコが見えた!
600mmゲージの線路に2軸車を何台か置いてある。
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線路は隣の小屋まで延びていて途中にちっちゃなターンテーブルが据え付けてあった。↓
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ドッムミッチ (Dommitzsch)を過ぎて44.5km地点でエルベ川に出た。
小型のフェリーが見える。↓
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この船には動力がついていない。
川の真ん中に百メートルほど上流からロープでつながれていて、底に舵がありその回転操作で川のどちら側に向けて寄っていくかを決めているだけなのだ。weingauさんによるとマイン川にも同じ構造のフェリーがあるとのこと。そういえば先日行ったバーゼルにもあったっけ。
ちなみに自転車+人の料金は1ユーロ。

CP 1: プレッティン
(Prettin), 47km (00:00 - 00:00, CP開時間は後ほど) - 11:00

フリーコントロールなので感じの良さそうなところを探したら,すぐに花屋さんが見つかった。
事情を説明してスタンプと時刻、サインをもらう。
ついでにリンゴと水を入手。
休まずにスタート,南下する。

ここのリヒテンブルク城、屋根が腐り落ちていたりするが一部は修復(修復中)され,小さな博物館になっている。
14世紀に修道院として建設、16世紀にはザクセン・アウグスト公が城として増築したものと言うことだ。
その後囚人収容所、ナチス時代には強制収容所として転用された。
完全修復された後は強制収容所博物館になるようだ。↓
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なんだか雲行きが怪しくなってきた。
予報では今日一日雨だったのが,昼過ぎまでは降らないでくれたのだ。
雨が当たり始めた。70km地点だったように覚えている。
weingauさんは完全雨装備に切り替えていく。こっちは簡易型だ。

雨で美しいエルベ川、前方にフェリーが見えてきた。
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対岸は78km, ベルゲルン (Belgern)
非舗装の坂道と雨に濡れた石畳,両方とも結構な上り坂だけど,通らないと町に出られない。
石畳を上がった。

騎士ローランドの町、「ベルゲルンの広場を見ていきましょう」とweingauさんに言われた。きっと勉強してきたんだな、こりゃ。(私はこの町について勉強していませんでした。反省)

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騎士ローランド:
フランク王国を築いたカール大帝に仕えて数々の手柄を立てた騎士。伝説的に伝えられています。
特に北ドイツを中心として各地に彫像が残されていますが、チェコやフランスにも存在するそうです。
このベルゲルンにはオルランド像のコレクションと、市庁舎に立つオルランド像があります。

オペラにもオルランドが出てきます。
ヴィヴァルディの『狂ったオルランド』,
ハイドンの騎士ローランド(オルランド) Hob.VIII-11
オルランドの人物像を置き換えた作品や、その周りの人間を元にしたオペラも書かれています。

また来たる土曜日には野田裕美子がマインツ室内劇場の演劇『Looking of ORLANDO』出演します。
詳しくはマインツ室内小劇場HP ブログ記事『Looking of ORLANDO』をご覧ください。

ヴァージニア・ウルフの小説『オーランドー』
その映画化,サリー・ポッター監督『オルランド』

ゲームでも使われている題材のようですね。
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で市庁舎のオルランド2名。(爆)↓
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石畳に悲鳴を上げながら町を出た。

と、weingauさんが指をさして声を上げた。
ウハ、いるいる、羊が・・・・↓(子羊が可愛い)
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90km, 急な下りに入った。
もう一つのシェーナ (Schöna)だ。写真を撮りたかったけれど下りの勢いでこの小さな町を通り過ぎてしまった。
町の出口で撮影↓
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雨が上がったので,止まったついでにweingauさんが防水ズボンを外した。↓
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キューシートとGPSデータが食い違っているのはすでに書いたけれど、その場所の一つに来た。
weingauさんがGPSに沿って進もうとした時に,Laas 方面の道標が目の端に写った??キューシートではそちらに進めと書いてある。200m行き過ぎてからキューシートを優先した。

12%の登り、weingauさんは軽快なケイダンスでどんどん登っていく。こちらはハンガーノック直前の気配で脚力が伸びない、回らない。
下りに入ると14% の標識だ。↓
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オーシャッツ (Oschatz)に入った。
?? 道路の右側に沿って線路が走っている。
ナローゲージ(狭軌鉄道)だ!!
旧東独には750mmゲージの鉄道が各地に走っている。
ここのはそのナローに標準ゲージが併設されて3線区間,でも今は一部取り外されてナローだけだ。↓
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weingau さんも鉄道が大好きです。(^_^) ↑
標準ゲージの線路がナローをまたいで反対側に分岐していくポイント部分。↓
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CP 2: オーシャッツ (Oschatz)
, 106km (00:00 - 00:00, CP開時間は後ほど) - 14:20

ARALガソリンスタンド
昼飯休憩を取った。
この先進路が北西になる。

115km, ダーレン (Dahlen)
ニーダーザクセン600km(ブルベカード紛失失格), ザクセン600km(完走)でも通過したところだ。
面白い壁画がある。↓
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119km, シュヴァルツァー・カーター (Schwarzer Kater = 『黒い雄猫』)
郵便受けが本家の模型になっている!
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この家の前、道ばたにはツヴェチケン(プラム,西洋スモモ)の木が立っていて、季節の味を楽しんだ。
郵便受けの上の木にラグビーボールのような形のツヴェチケンが見える。

125km, ファルケンハイン (Falkenhain) (記憶あいまい)
煙突の上にコウノトリの巣ができていた。↓(ピンボケのうえ、傾いた変な写真)
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なんだかスピードが乗らない。CP 2と3の間は北西に進んでいて,まともに向かい風なのだ。
weingauさんが風よけになってくれて楽して走っているけれど、彼は大変だろうな。それにしては脚が落ちていないのはすごい。この1年で大きな成長を遂げたweingauさんだ。

138km, また交差点のシェーナ (Schöna)にさしかかった。↓(入り口の写真がピンボケだったのでまたまた出口)
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143km, ドーバーシュッツ (Doberschütz)
廃線の踏切。↓
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149km, バッタウネ (Battaune)
またGPSとキューシートのずれ部分。
今回はどういう訳かGPSを優先して遠回りした。

CP 3, バート・デューベン (Bad Düben,169km, 00:00 - 00:00), 18:04
ARAL ガソリンスタンド
寒いので温かい飲み物を注文した。

着ている物はすべて濡れているし、寒くて指が動かないのでトイレに時間がかかる。
この先暗くなるのでライトの準備もする。weingauさんは相変わらず重装備で快適そうだ。
ちなみにCP2の後はずっと北西の向かい風、雨は降ったり止んだり,気温は9 - 10℃というところ。

スタンドのトイレは一旦表に出ないと行けない。寒い!!!!

CPを出たところでまたまたコースの不一致。
南下する。
この先ヴルツェン (Wurzen)まではほとんど1本道、コースに関してはなくなものだ。
ただしヴルツェン (Wurzen)に入ってからコースの不一致部分がある。
キューシート通りに行けば簡単に走れるので問題はない。
追い風に乗って快調に進むが、weingauさんが前を牽くことが多い。
後で聞いたらヘルメットライトを付けなかったので早くゴールしたかったとのこと。イヤイヤ速い!

雨に打たれながら寒い中、GPSの電池交換。

車が一台警笛を鳴らして追い越していった。なんのつもりなんだか・・・・。単なる腹いせだ。

ヴルツェン (Wurzen)、見覚えのあるところにでた。
昨晩レストランを探して車で走り回ったところだ。
昨日のピザ屋の前に出た。ちょっと顔を出して店長に挨拶する。
グラッパを飲んでいけといわれたけれど、まだブルベ終わってないし,飲酒運転ではねぇ。
後で来るからと礼を言って断った。結局行かなかったけれど。

スタートのスポーツセンターを一旦通り越して最後のCPに向かう。

CP 4, ベンネヴィッツ (201km, Bennewitz, 00:00 - 22:00), 20:16
Agipガソリンスタンド。
これで完走決定

来た道をたどってスタート・ゴールのスポーツセンターまで走る。

スポーツセンターには主催者のオラフの他夫婦が一組、男性が1人いた。
他の連中はとっくに帰ったそうだ。
ビールとソーセージをもらってしばらく話し込んだ。

スポーツセンターを出る、またあの寒さが襲ってきた。雨脚はひどくなっている。

ペンションに戻ってまずは熱いシャワーを浴びた。中々手足が温まらない。

22:00時、目星を付けておいたレストランは,幸いまだ開いていて,2人で祝杯!!!

weingauさん、日頃の訓練があるとはいえ、雨中、寒中の初ブルベを見事に完走されました。
おめでとうございます。
ずっと引っ張ってもらって感謝しています。ご苦労様でした。


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by ichironoda | 2010-09-27 06:18 | 自転車(ブルベ)/Fahrrad
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フランクフルト市立オペラ首席コントラバス奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ/ヴィオローネ奏者、野田一郎が、お知らせ、独り言、ドイツ・フランクフルト事情を発信します。


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