フランクフルトから/Grüß aus Frankfurt

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笠間春子ピアノリサイタル

2010年6月17日(木)

芸大時代のピアノ科の恩師、笠間春子先生がマインツの大学でリサイタルを開催された。
その後集中講義(レッスン)をされる予定だ。



プログラムは・・・・
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バッハ:6つの小前奏曲 BWV 933-938

ドビュッシー:プレリュード第2集から
 霧 - Brouillards
 ヴィーノの門 - La Puerta del Vino
 月の光が降り注ぐテラス - La terrasse des audiences du clair de lune
 水の精 - Ondine
 ピクウィック殿をたたえて - Hommage à S. Pickwick Esq. P.P.M.P.C.
 花火 - Feux d'artifice

ショパン:24の前奏曲 op. 28
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会場を見つけるのに手間取り,バッハは聞き逃してしまった。

ドビュッシー、ショパンはいずれも素晴らしく、御高齢で日本人女性としていまだに活動をされるのには驚かされる。

昨今、ピアノ曲というときらびやかで派手、まるでサーカスのような演奏ばかりだが,先生の音はまるで違う。
音楽の基礎をしっかりととらえ、あるときは静かに、あるときは力強く訴えてくる。
美しく枯れてまだ息づいている『木』のような音,土の香りがする。
スタンウェイのフルコンサートがまるでハンマー・クラヴィアのように渋く甘く響く。

ピアノ演奏で感動したのは,ジャン・フランセの生涯最後の演奏と,笠間先生のこの演奏の二つだけだ。

アンコール第1曲は山田 耕筰作曲『からたちの花』だったが、はっきりとわかりやすいドイツ語で聴衆に話しかけたのも好印象だった。

聴衆が列をなして先生に賛辞を送った。


コンサート後、先生のご家族と一緒に楽しい食事。

あのピアノの音と先生のお元気な姿を思い浮かべながら,雨の上がった道をフランクフルトまでビアンキのロードバイクで走った。42kmを2時間弱で走行。(自転車カテゴリー参照)
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by ichironoda | 2010-06-18 20:22 | 音楽/Musik
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フランクフルト市立オペラ首席コントラバス奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ/ヴィオローネ奏者、野田一郎が、お知らせ、独り言、ドイツ・フランクフルト事情を発信します。


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